前回は、道を選んで進む「条件分岐」を学びました。Tatiana(タチアナ)が自分の意志でY字路を曲がれるようになり、一気にプログラムらしくなりましたね。

でも、本格的なゲームにするには、もう一つ大切な力が必要です。それは**「覚える力」。
「今、アイテムを何個拾ったかな?」「制限時間はあと何秒かな?」……そんな風に、刻々と変わる数字をプログラムの中で覚えておく道具を、Scratchでは「変数(へんすう)」**と呼びます。

今回は、Tatianaと一緒に、この「魔法の箱」の使い方をマスターしましょう!

「変数」ってなんだろう?

「変数」という言葉は少し難しく感じるかもしれませんが、イメージはとっても簡単。**「数字や文字を一つだけ入れられる、名前付きの箱」**だと思ってください。

例えば、ゲームで使う「スコア」という名前の箱を作ってみましょう。

「変数を作る」ボタンから、好きな名前の箱を作ることができます。

アイテムを「拾う」と数字が変わる仕組み

トップダウン視点のTatianaが、コース上に落ちているリンゴを拾う場面を想像してください。
リンゴ(スプライト)に触れたら、スコアが1ずつ増えるようにしてみましょう。

リンゴに触れたら「スコアを1ずつ変える」。これだけでゲームの得点の仕組みが生まれました!

「もしリンゴに触れたなら、スコアを1増やす」。前回学んだ「条件分岐」と「変数」を組み合わせることで、Tatianaに「得点をカウントする」という新しい役割を与えることができます。

「変数」を図解で見てみよう

変数の仕組みを、図解でイメージしてみましょう。

最初は「0」にリセットし、アイテムを拾うたびに「1」足していく。プログラムはこの箱の中身を常にチェックしています。

まとめ:これでゲームの「ルール」が作れる!

今回は、数字を一時的に記憶しておく「変数」について学びました。

  • 変数:数字や文字を入れておくための「名前付きの箱」
  • 中身を変える:1ずつ増やしたり、特定の数字をセットしたりできる

さて、変数は「1つの数字」を覚えるのが得意ですが、**「拾ったアイテムの名前を全部メモしたい」**というときは、箱が1つでは足りませんよね。

次回は、たくさんの情報をまとめて管理できる、さらに強力な道具**「リスト」**について解説します。これを知れば、いよいよ本格的なアドベンチャーゲームも見えてきますよ。お楽しみに!